ファッションブランドと環境問題~メガネの素材の話~FLEXETATE

こんにちは。本庄南大通り店です。

以前にもこちらで書いたことがあるのですが、”プラスチック製のストロー”への規制や風当たりが年々、日増しに強くなってきている気がします。

環境問題は大切です。”誰かの事”ではなく自分自身の事として、出来る範囲で積極的に取り組むべきだと考えます。が・・・、ストローはもう少しどうにかならないモノなのでしょうか?現状の『紙製』は直ぐにヘニャヘニャになりますし、場合によって味と香りが変化します。ストローを使用しない選択肢もあるのですが、でプラスチック製のマドラー使っていたら(あれ??コレは??いったい?)になりますしね。

さて。ファッション業界はこの”環境問題”についてはとても”敏感”です。メガネフレームもファッションブランドのモノがあったりしますので、当然関係してきます。

プラ枠(プラスチック製のフレーム)の括りでも様々な素材のモノが存在しています。最近のメガネで多く見かけるのは”樹脂系”の素材ですが、今も多くはアセテートと言われる素材が使われています。(本物のセルロイドフレームはごく一部です。)

このアセテートについても実は進化をしているのですよ。

FLEXETATE

簡単に機能を説明すると、従来のアセテートよりも軽く・薄く・強い。そして艶(つや)があり、なお且つ人間の健康や環境に配慮された材料という事です。
進化したアセテートですね。

従来のアセテートに有害な成分が入っているかと言うと、決してそんな事はありません。
より環境負荷が少なく、人体に優しい素材という事です。

実際に使用される方のメリットとしても、

  • ねじれ、変形がすくない
  • 柔軟性
  • 軽くて薄い
  • 強度が高く、艶がありキズにも強い

天然の繊維が含まれる従来のアセテートは空気中の水分や乾燥により、何もしなくてもねじれや変形が起こる事があります。また若干の収縮などもみられます。FLEXETATEではそのような事がほぼ起こりません。
加えて高い柔軟性と弾性も併せ持ちます。

上記のような特性があるので、従来品よりも精緻で細やか(薄く・細い)なデザインや形状を実現する事が出来ています。

(じゃ、もう。プラ枠(アセチ)のフレームは全てFLEXETATEに置き換わるのですね!!)と思われる方もいるかもしれませんが・・・そこはまた、ちょっと違います。

素材にはやはり”個性”ってありますからね。

現在、当店の店頭で並んでいるフレームでは『JILL STUART(ジルスチュアート)』のフレームや『agnesb(アニエスベー)』のフレームに採用されているモノが多いです。

誰にも気づかれる事無く・・・ひっそりと”ダミーレンズ”と呼ばれる透明なレンズにシールが転写されています。(販売・加工時に廃棄する事が殆どの物です。)
恥ずかしながら、販売後に「コレはどうなんですか???コレの素材は??」とお問い合わせを頂いても、見た目では判別が出来ません。(各メーカーに問い合わせをすれば、お調べする事も可能ですが。ご容赦下さい。)

何も意識せず、オシャレで掛けやすい!!ストレス無く環境にも優しい!!

やはり、コレがサイコーですよね。

この記事を書いた人

アイメガネ本庄南