遠近両用コンタクトレンズ~バイオフィニティ®マルチフォーカル

こんにちは。アイメガネ本庄南大通り店です。

今や『遠近両用』と言う言葉が一般的になっていると思います。字の通りの分かり易さもあるからでしょう。

余談ですが、この『遠近両用レンズ』の事をギョーカイ人は『累進(ルイシン)』と言ったりします。価格表などにも『累進屈折力レンズ(遠近両用)』などと表記をしてあったりするくらいです。

ざっくり言うと(境い目の無い遠近両用レンズ)の事を”累進”と言っているのですが、コレが消費者には分かりづらいだろう・・・と、言う事で2年くらい前に『度数変化レンズ』なる言い方にしよう!!!とどこかで推奨をしたようなんですが・・・全く浸透しませんでしたね。(私自身1ヵ月くらい『度数変化レンズ』と言うようにしていましたが、挫折しました。)

さて。『遠近両用』が存在するのはメガネのレンズだけではありません。コンタクトにも『遠近両用』は存在するのです。

(え。あんな小さなレンズの中にどうやって??)と思いますよね。

私も、そう思います。

各社、レンズ種(ハード・ソフト)により色々な設計やデザインが存在します。どれが良いと言うのは一概になんとも言えない所ですし、使う方の感じ方でも結構な差が出てしまいます。もちろん、近視・遠視・乱視の度合いなどもにもよりますね。

メガネレンズや補聴器などは頻繁に新製品が登場しますが、コンタクトレンズに関してはより”医療機器”としての特性が強いのか”お薬”のようなイメージで新製品が登場するのは数年に一度のペースかと思います。

今回ご紹介する『クーパービジョン バイオフィニティ・マルチフォーカル』は既に”歴史”(実績)のある2Weekタイプの遠近両用コンタクトです。この度こちらの商品の製作範囲が拡大されます。

ADD(加入度)と言われる”近くを見る為の度数”がより強いタイプのモノがラインナップに加わるのです。

加入度+2.50が追加。(遠視度も+6.00まで拡大)

遠近両用コンタクトを選択される方は当然”近くが見たい”の要望が御座います。ただ、設計上(2020年現時点では)どうしても”スカっ”とは見えない訳です。

(メガネの遠近みたいに・・・もう少し、、、度、強く出来ない??)

の、ニーズに応えての登場ですね。

ただし、既にコンタクトをご使用の方ならご存じの事かと思いますが、”適正な度数”が良い度数です。”強くしたらよく見える”訳では決してありません。遠くの見え方も近くの見え方も同じです。近用度数を上げたから近見が激的に改善する訳では無いのですよ。

そして、コンタクトレンズは医療機器です。定期的な眼科受診を推奨しております。

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アイメガネ本庄南