ニコン AVA(アバ)~メガネ度数の概念が変わる~

こんにちは。本庄南大通り店です。

先日、補聴器の調整で来店されたお客様より「・・・お店の人は沢山いるのに、お客が少ないようだけど・・・大丈夫?」などと聞かれて思わず、笑ってしまいました。
(まぁ。その通りですよね・・・)と。

これからもずっと補聴器の調整等を頼みたいのに、近隣で突然閉店するお店など重なったようで心配されたとの事でした。
(スタッフが充実している時に来店予約の日程を組んでいたりするんですけどね。)

当店の場合、(眼鏡業界全体かもしれませんが)10月と11月は割と”落ち着いてしまう時期”ではあります。加えて今年は消費増税がありましたからね・・・。
ですが、暇だからボーーッと突っ立て、フレームを眺めているだけ!何てことはないのです。(もちろん、そんな”黄昏れタイム”もありますが)
大きな展示会があったり、製品の研修会があったりするのです。通常の業務でも機器のメンテナンスや資料の整理等々。

さて。先日は『Nikon・ニコン』さんの研修会に参加をしてまいりました。

(え?ニコンてカメラメーカーの?ニコン?)と思われる方も最近は多くなっているかもしれませんね。
『キヤノン』さんや『ソニー』さんがメガネレンズを製造しているイメージは確かにないですよね。
今やカメラは”光学機器メーカー”が製造している。よりも精密電子機器メーカーが製造している感覚ですからね。

カメラでお馴染みの『Nikon・ニコン』さんはメガネレンズも製造しています。
製品の精度は言わずもがな、多くのご愛用者様がおります。最近でこそ、少なくなってしまいましたが「カメラがニコン党だからな。メガネレンズも絶対にニコンが良いんだよ!」といったお客様も結構いるんですよ。

今回、セミナーの中で紹介された『AVA』(Advanced Vision Accuracy)はEssilorエシロール社の技術がベースにあるようなのですが、通常0.25ピッチの刻みのレンズ度数等ではなく0.01度数での測定から製造を請け負う新サービスです。

はい。今回も当店での導入はございません。

信じられないような技術です。自身でお客様を相手に測定をしていても”0.25”で持て余す事もありますからね・・・”0.12”のレンズですら極稀にしか利用する事はありませんし。

ただ、”そういう事”でも無いようです。眼鏡屋さんでメガネを作る(度数をしらべて貰った)経験のある方なら、体験したことがあるかもしれませんが、平らな双眼鏡のような機械でガチャガチャ、ガチャガチャガチャ、ガチャで見え方が変わる器具をご存じの方もいるかもしれません。レフラクターといわれるもので、測定時のレンズ交換がスピーディに行えるメガネ屋で利用される器具なのですが、それがこのAVAではレンズ交換ではなく”液体レンズ”でジワジワと滑らかで自然に見え方が変わるそうなのです。

「ボヤけてる所から一番、見えやすく感じた所を教えてくださいねー」

で最高に見え良い度数が瞬時に選択できる可能せいがあります。

・・・AI&AVA。で仕事が無くなるな・・・と背中に冷たいモノも感じますが・・・

大丈夫!!当分、当店では導入の予定はございません。(現実逃避)

AVA対応ではありませんが、ニコン『ロハス』シリーズは絶賛販売中でございます。
人気のオプション。調光レンズのトランジションズは冬場のシーンでこそ、最高のパフォーマンスを発揮します。
使ってみると、ホント便利ですよ!

この記事は2019年10月度のモノなのですが、2020年春には『GEN8』(第8世代)のさらに進化した調光・トランジションズも登場の予定です。

本庄南大通り店での販売などについては、またお知らせしたいと思います。

この記事を書いた人

アイメガネ本庄南