薬で鼓膜再生(毎日新聞2019年12月12日より)

こんにちは。本庄南大通り店です。

再生医療のニュースなどで”視力が回復した”や”聴力が戻った”と取り上げられる事があると、
「凄いニュースだよね。早く実現して欲しいよなぁ。あ、、、メガネ屋さんは仕事なくなっちゃうか!ガハハ」と笑い話をされる方もいるのですが・・・(いやいや。そういう事ではないので・・・仕事は大丈夫ですよ。)と内心思ったりしています。

さて。
先日、大変気になるニュースが1件。

薬で鼓膜再生 保険適用 大阪の病院2020年1月にも(毎日新聞)

内容を簡単に要約すると、大阪北区の北野病院で手術による鼓膜再建ではなく、細胞の増殖を促す薬剤をゼラチンのスポンジに染み込ませ、患部に接着すると約1カ月で鼓膜が再生すると言うものです。

上記は研究の段階などではなく、既に多くの治療実績があり保険適用になるとのニュースでした。

スゴイです。既にこんな事が医療の現場では行われていたんですね・・・。恥ずかしながら知りませんでした。鼓膜の再建は外科手術が必須なのだと思い込んでいました。
ニュースでは保険適用により治療費が10分の1程度に抑えられるとありましたが、金銭的な負担(経済的な面)よりも”手術をしなくて良い”の身体的・精神的な負担が軽減orほぼ無くなる事が最大のメリットではないでしょうか。

当店では補聴器を取り扱っております。ですので、お客様の耳の状態を確認の意味で見させて頂く事も多いのですが、鼓膜が無い方や鼓膜に穴が開いている方って結構、いらっしゃるんですよね。
その方達は”鼓膜”だけが原因ではなく、耳鼻咽喉科の受診をへて納得の上で補聴器を使用されている方たちですが、このような治療法が(穴が開いた年数に関係なく有効であれば)受けられるならきっと希望されるのではないでしょうか?

保険適用なら・・・といってもある程度の設備の病院で無ければ受ける事が出来ない可能性もありますが、認知が広がり選択肢が増えることは本当に良いことかと思います。

と。
「補聴器屋さん(補聴器売ってるメガネ屋さん)は残念でしょ。死活問題なんじゃない?薬で鼓膜が治ったら。ねぇ」と心配をして下さるお客様もいたりするかもしれませんが・・・

(いやいや。。。そういう事では・・・ないんですよ)と。改めて。

※毎日新聞【松本光樹記者】 2019.12.12より引用
※実際の治療等の内容については受診の医療機関の指示に従うようお願い致します。

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アイメガネ本庄南